Yuko&Risa

声楽家YukoとピアニストRisaの音楽ブログです。 どうぞよろしくお願い致します。


Yuko&Risa 
山形リサさんとの共演YouTube。
本日お届けするのは、
シューベルトの「アヴェ・マリア」。

今回はドイツ語ではなく、ラテン語で。ラテン語やイタリア語で歌われる時は、カトリックの「アヴェ・マリア祈祷文」が使われます。
イタリアにいた時、オペラのアリアや、歌曲の歌詞にもなる、この祈祷文が、カトリック信者には、生活に根付いたお祈りの言葉と思われました。
そこで、カトリックの人々の聖母信仰について理解したくて、遠藤周作さんの作品を片っ端から乱読しました。プロテスタントの考えから批判されてしまいがちな、聖母信仰ですが、私は現在、このカトリック信者の聖母信仰を以下のように受け入れています。

我が子を先に看取る程の悲しみは、この世に滅多にあるものではありません。しかし、聖マリアは我が子を政治犯として断罪された上に目の前で失っています。
このイエスのお母さんマリアは、息子が民衆を煽動したという罪を受けた時も、鞭打たれた時も、人々に嘲笑され、唾を吐かれながら十字架を引きずり、ゴルゴダの丘を登った時も、十字架に手足を血を流しながら釘打たれる時も、その叫び声をあげた時も、時と共に身体が弱っていく時も、そしてくし刺される瞬間も、我が子を見捨てず、思わず逸らしたくなる眼からおそらく涙を枯れんばかりに流し、見開き、我が子を嘲笑する声から耳を塞がず、その姿を見守り続けました。
強さと激しさと優しさと愛。
だからこそ彼女は、数百年にわたり、我が子をはじめ、大切な人を失った人々、また苦悩の最中いる人々の共感を得、心の支えとなったのでしょう。
「そんな、あなただからこそ、私の苦しみもわかってくれるでしょう。マリア、マリア、聖なる愛に溢れるあなた、私を助けて!どうか、どうか、私の命が尽きる間際まで、私のためにも祈ってください。」
私は、いい加減な仏教徒ですが、こうした祈りを、
「尊いな」
と、思います。

祈祷文の日本口語訳はこちら。

「恵みあふれる聖マリア、
    主はあなたとともにおられます。
    主はあなたを選び、祝福し、
    あなたの子イエスも祝福されました。
    神の母聖マリア、
    罪深いわたしたちのために、
    今も、死を迎える時も祈って下さい。
    アーメン。」

シューベルトのアヴェ・マリアを、ラテン語で2コーラス歌うと、祈祷文全てを祈ることになります。

Yuko&Risa 
ピアニスト山形リサさんとの共演動画。
 
今年の一本目はお馴染みの「Ombra mai fù/木陰にて」。
詩の大意は
「木陰にて
こんなにも快い優しく愛すべきひとときは、
かつてなかった」

今回は♭3つ変ホ長調に下げてみました。リサさんのピアノの最初の音は「ミ♭」。心に優しいあったか~い炎が灯るような音です。フラット系の曲は暖かみがありますね。

この詩に出てくる大切な言葉の一つ”soave”(ソアーヴェ/快い)。「快い」の他にも優美な、柔らかな、 甘美な、と言った意味がありますが、今回は特に伊言辞書に連なる最後の言葉、「静かな」を込めて演奏してみました。そしてその言葉のニュアンスに、リサさんがぴたっと寄り添ってくださいました。

どうか、禍だけでなく、人々の怒りや悲しみが鎮まりますように…。
本音もどうぞよろしくお願いします。Yuko&Risa 


Yuko&Risa
ピアニスト山形リサさんとの共演動画。
今年最後の曲は、<遥かな尾瀬、遠いそら…>の「夏の思い出」でもお馴染み、日本のフォーレ、中田喜直さんの
「おやすみなさい」。
人々が帰りたい場所で眠り、
明けた陽の光の中で、
「おはよう」と言い合える年が
きっと、やって来ますように…。


みなさま
初めての試みで大混乱でありましたのに、ご視聴いただきありがとうございました。少しずつ積み上げて参りますので、今後とも宜しくお願いします。
Yuko&Risa


The Videoclip by Yuko&Risa
ピアニスト山形リサさんとのコラボ・ビデオクリップ。
今回は、フォーレの「夢の後に」。
この曲は私にとって始めの3つの音が死ぬほど難しく、リサさんは、前奏の1小節が一番難しいと言う。
ということで、これを演奏する時は、ワタクシタチ、最初っから、いや、その前から心を燃やし全集中してます☺️。


Yuko&Risa’s videoclip.
今回はロッシーニのオペラ “コリントの包囲” から、「この危機のさなかに」。
ギリシャ時代が舞台なのに、なんとなく歌詞が現在世の中に流れる心情に近いものを感じました。
今も昔も、人々の心ってそんなに変わらないものなのかナ。 


決められた範疇でコツコツ活動☺️。
これからもよろしくお願いします。

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