Yuko&Risa
ピアニスト山形リサさんとのコラボ動画。
お一人で闘病されるリサさんのお母さまに寄せる歌シリーズ、第四回は、お馴染み、竹久夢二作詞の宵待草。
こんな気分で誰かを待つなんて、私にも100年くらい前ならあった気がする~😆。
実は、亡き恩師の教えで、発声矯正のための日本語歌禁止を守っていた為、もう30年になりますか、普段は殆ど鼻歌も日本語を歌わないようにしています。しかし、このコロナ禍のある日、その事をよくご存知のリサさんが日本歌曲をリストに入れる事をお願いされました。
歌手は、生涯の発声を守る為に選曲を綿密に考え、それこそ色んな師の門を叩き教えを仰ぎます。それをよく知るピアニストがそこに口を挟む事はしません。また、ピアニストも自身のソロ曲の為の選曲を大切にしているからその辺りは阿吽で理解できます。しかし、彼女が「実は…」とお母さまのご病気による目の事情を聞いた時、二つ返事で依頼を承り、今に至ります。
亡き恩師には「もう、歌ってもいいですよね…」と、心で問いかけていますが、やっぱり日本語とアルファベットの言語のバランスは難しい。
「アナタはまた〜っ!」
というお叱りの言葉が天から聞こえてきそう。でも、それも懐かしい。